今日は、色についてのお話。
私は、建築をするにあたって一つ決めていることが
あります。
それは、「自然界にない色は使わない」ということ
です。
街を走っていますと、新しい分譲地や数年前、十数
年前の分譲地。
その頃の家づくりのトレンドのようなものが見受け
られます。
派手な玄関ドア。35年のローンを組んで、果たし
てこれで良いのか悪いのか。
建てる時は20代、10年後20年後を見据えて家
づくりが出来ているかをお客様に判断基準の一つと
してお話しています。
例えば、真っ赤が悪いわけではなく、日本古来の朱
色であったり、真っ青が悪いわけでなく、藍色であ
ったり。
今回、H-HOUSE PROJECTの床材では、草木から
抽出したエキスで床材を染めたものを使っています
。自然界のものから作った色ですので、何とも言え
ない深みとワビサビを感じることができるブルーグ
レーな色になっています。
私は好きな北欧家具メーカーのフリッツ・ハンセン
社の東京青山ショールームにもこの床材が張られて
います。実物を見て一目ぼれして、H様にご提案を
差し上げたところ、その良さをご理解いただきまし
た。
特に住宅はテーマパークではないので、奇抜な色よ
りは落ち着く、安らぐ空間をオススメします。
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